キーフレームアニメーションを有効にしたままスケールが増えつつ続けるエクスプレッションの使い方


Adobe After Effects
知ってるとちょっと嬉しいエクスプレッション

モーショングラフィックスでよく使う、タイトルがズンっ急拡大して出現し、その後もゆっくりと拡大し続けるアニメーション。それをキーフレームで作ることはAfter Effectsの基礎中の基礎です。しかしアニメーション速度やイージングを細かく作り込む際にが結構面倒だったりします。出現の動きを調整してその後の持続拡大も調整して、出現と持続の切り替わりも自然になるようにして、と微調整作業が右往左往しがちです。そんな時、このエクスプレッションを使うと、持続の一定の動きをエクスプレッションに任せて、出現のアニメーション調整に専念できます。





このエクスプレッションの使い方
例えば「スケール」にキーフレームアニメーションを設定し、下記エクスプレッションを適用。keyframeでXとYの「increment * 3」の数値を増減させることで持続拡大の速度を調整します。3の場合は1秒間に3増え続けるという設定です。数値を「-」マイナスにすると縮小し続ける動きになります。キーフレームを設定すると、キーフレームアニメーション+持続拡大の動きとなります。この設定はXとYの2軸で設定を行う「位置」でも同様に使えます。

keyframe = value; // キーフレームの値
increment = time; // 時間に応じて値が増加
[keyframe[0] + increment * 3, keyframe[1] + increment * 3]


回転のように1つ数値設定の場合は。1つのkeyframeの「increment * 3」で使用します

keyframe = value; // キーフレームの値
increment = time; // 時間に応じて値の増加
keyframe + increment * 1;












 


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