Adobe After Effects
知ってるとちょっと嬉しいエクスプレッション
モーショングラフィックスでよく使う、イン点に設定した出現アニメーションと逆の動きをアウト点に設定して消えるアニメーション。このエクスプレッションでは、イン点に設定したキーフレームを自動でアウト点で逆再生します。イン点の変更がアウト点にも反映され、レイヤーの長さも変更できるので、タイミング調整が一瞬で行えます。
このエクスプレッションの使い方
イン点にキーフレームアニメーションを設定し、下記エクスプレッションを適用。「var duration」に設定した時間をイン点のアニメーションと定義するこで、アウト点に逆再生を適用する
var inPoint = key(1).time; // インアニメの開始時間 var outPoint = outPoint; // アウト点の時間 var duration = 1; // インアニメの長さを指定 1秒 if (time <= inPoint + duration) { // イン点のアニメーション valueAtTime(time); } else if (time > inPoint + duration && time < outPoint - duration) { // 中間の静止 valueAtTime(inPoint + duration); } else if (time >= outPoint - duration) { // アウト点の逆再生 var reverseTime = linear(time, outPoint - duration, outPoint, inPoint + duration, inPoint); valueAtTime(reverseTime); }

シンユー合同会社 代表 / モーションデザイナー
企業のマーケティングを支援する動画広告を専門に手掛け、プロモーション動画・店頭販促動画・採用動画の制作を多数担当。モーショングラフィックスを駆使し、視聴者の心をつかむクリエイティブを提供。After EffectsやPremiere Proなどの書籍の出版や、ZEN Study(旧N予備校)で講師も務める。