目の筋肉を使えていますか?
こう言われても何の話だ?と思う方がほとんどだと思います。
ここでお話する目の筋肉とは「毛様体筋」のことで、目がものを見る際にピント調整を行う筋肉のことです。
カメラを使っていると、被写体の距離によってピントを合わせますが、あれと同じことを目も行っていて、その時に毛様体筋が使われます。
目の筋トレとは?
毛様体筋はトレーニングで鍛えることができます。鍛えることで力が強化されたり、筋肉を上手に使えるようになります。
毛様体筋を鍛えると目のピント調整力が上がります。ピント調整力が上がるとものがくっきり見えるので、結果的に視力回復のような効果が得られます。実は、この一点集中トレーニングは医学研究でも効果が確認されていて、アメリカの研究では75%の人で目の機能改善が見られたそうです。
私自身も、過去にある書籍で知った目の筋トレを行った時にこのことに気付いて、今も続けています。実は私は、生まれつき目が悪く、小学生の頃から分厚い眼鏡をかけていたのですが、30歳を過ぎてからこの目筋トレを2年続けたら、車の免許から眼鏡等の記載が外れて裸眼で運転できるようになりました。
それ以来このトレーニングはずっと続けているので、思い立った時にいつでもすぐできるようにしたいと思いました。長時間のパソコン作業で目が疲れてスマホの文字がぼやけてきた時や、のんびりお風呂でスマホを触っている時にさっとできたらいいなと。そこで目筋トレのアプリを作りました。
視力トレーニングアプリ「目筋トレ」
無料でブラウザですぐに使えます。
目筋トレ(Webアプリ版):https://shin-yu.net/mekintore/webapp.html
スマホでもPCでも、ブラウザですぐに始められます。
目筋トレトレーニングの基本は、1点を60秒間見つめることです。両目で1点に焦点を合わせた状態で1分間キープするだけです。単純ですが、これが意外に難しいのです。点がブレたり、滲んだり、大きさが変わって見えたりします。
普段あまり毛様体筋を使えていない方は、一点を維持すること自体が難しい場合もあります。視線が勝手に逃げてしまったり、眼球がジリジリとして、目の筋肉に力を込めている感覚を感じるかもしれません。
それでも60秒間、無理のない範囲で続けてみてください。そして、終わったら周りの景色を見回してみてください。いつもより景色がくっきりして見える気がしませんか?1回のトレーニングで感じられるこの効果は短い時間だけですが、毎日継続していると持続できるようになります。
視力の低下や目疲れで、最近ぼやけて見えるなという方は、一度目筋トレの基礎である「基本注視」を試してみてください。
※個人差があります。構造的な屈折異常の方は効果を感じられない場合があります。

シンユー合同会社 代表 / モーションデザイナー
企業のマーケティングを支援する動画広告を専門に手掛け、プロモーション動画・店頭販促動画・採用動画の制作を多数担当。モーショングラフィックスを駆使し、視聴者の心をつかむクリエイティブを提供。After EffectsやPremiere Proなどの書籍の出版や、ZEN Study(旧N予備校)で講師も務める。